迷走

PREV | NEXT | INDEX

蛍籠(1)

 たまには二人で遠出をしようと、どちらから言い出したのかは判然としない。部下達がこのところ働きづめだった上司達を労わってくれたのか、二人は偶然同じときに休暇を取ることになった。
 双方の部署の副官達が非常に親しいことに、いまだ二人は気づいていない。厳しい職場の中間管理職同士、まさに戦場で共に命を懸けて戦っていると同義語だ。子飼いの部下達が弱りきる前に、きちんと回避策は取る。つまり、自分達の超人的な体力を棚にあげて、無理難題をふきかける上司達には、一緒に心ゆくまで休んでいただく。
 クラトスはそれでも休暇を長く取ることを渋っていたが、部下達への天の助けのようにその場にユグドラシルが現れた。
「クラトス、たまには休め。お前が休まなくては、部下達も休めない」
 この言葉に反論するには、周りの部下の疲労ぶりが極まっていた。先週、ユグドラシルの側に控えているブロネーマに、副官達が自腹を切って馳走をしたことを、クラトスは知らない。
 ユアンは指示していたシステムの実験が終了していなかったので、やはり、休むことを渋っていた。だが、偶然、通りかかったらしいクラトスの部下達の
「クラトス様が明日から休暇を取るらしい」
の一言に、研究員達がお任せ下さいと頷けば、一も二もなく、休暇を選んだ。クラトスの部下達がユアンの執務室のこれまた偶然に空いていた扉の前を通りかかることなぞ、クラトスが自発的に休むと同じくらい珍しいこととは、気づいていない。二人の執務室は対角にあるのだ。


 部下に恵まれた幸せ者達は、その幸運に全く気づかないまま、無邪気に休暇の計画を立てる。
「クラトス、どこかいきたいところを言え。せっかく、三日も空いたのだから、たまには貴様の好きな場所にしよう」
 ユアンが珍しく、デリス・カーラーンから離れようと誘う。
「お前がいれば、どこでも同じだ。私の部屋でいいではないか」
 クラトスは、恋人の顔をぼんやりと見惚れながら答える。ここ数ヶ月、むさ苦しい部下達に囲まれていた後だから、ゆっくりと愛しい人と過ごせれば、それで満足だ。寝台の中でその艶やかなで長い髪と共に背を撫で、体を寄せて、ユアンの首筋に顔をうずめる。
「ちょっと待て。クラトス。ここにいたら、貴様はすぐに仕事を思い出すだろう。大体、この貴様の部屋では殺風景すぎる。明日の朝はここをでるぞ」
 ユアンが甘えるクラトスを押し返し、起き上がる。
「地図はどこだ。行く場所を決めよう」
 恋人が誘いにのってこないことにわざとため息を落としながら、クラトスは起き上がって、隣の部屋へ地図を取りにいく。ユアンにそれを放り投げ、寝台の端に座ると、恋人はにっこりと笑いながら地図を広げた。
「お前が決めろ。私はどこでもいい」
「では、目をつぶれ。ほら、指を出せ。貴様が指したところに行くとしよう」


 二人は深い木々に覆われた緩やかな丘陵地帯を歩いている。朝早いせいか、濃い霧に包まれ、たいした景色もないはずだが、それさえも隠されている。
「ここは何もないな。確かに人影もないが、宿もないぞ。せっかく、お前と二人だというのに、こんな場所を歩いていてもしかがないではないか。近くの町に戻ろう」
 クラトスがしきりと文句を言う。
「貴様が真剣に行きたいところを言わないからいけない。それに、二人きりなのだから教えてやるが、この森は……、おい、危ないぞ」
 ユアンの言葉が急に途切れ、突然、霧の先で道が途切れている。先を歩いていたクラトスがユアンを振り返ったそのとき、足を滑らせ、一瞬の内に白い世界へと飲み込まれていく。


 落ちた先は思ったより深くなく、一緒に滑り落ちたらしい小石が上から降ってくる。足を滑らせた瞬間に崖で頭を打ったのだろうか、後頭部が少し痛むが、血は出ていないようだ。
「ユアン、ユアン」
 下から声をかけるが、返事がない。彼の声は霧に吸い込まれ、白い世界は音もなく、しんと静まっている。仕方ないので、飛び上がろうとして気づく。羽が出てこない。打ち所でも悪かったのだろうか。軽い頭痛に、頭を振りながら、その場に座る。心なしか、手の甲の石も色を失ったように光らない。しかも、腰に帯びていたはずの剣がない。どうやら、落ちるときにどこかに引っ掛けたのか、剣帯ごと消えている。
 彼を呼ぶであろうユアンの声がしない。もしかして、彼が落ちるときにユアンも巻き込んだのだろうか。だが、それなら彼の側にいるはずだが、目に届くあたりにユアンの姿はない。もう一度、声をかけるが、何も答えはなかった。
 ひどく深い霧のせいで、落ちてきた崖の様子も自分の背より上はほとんど見えない。回り込んで、上りやすい場所をみつけた方がいいだろう。立ち上がり、霧の中をそれと思う方向に歩き出す。
 しばらく、歩き始めてようやく辺りが見慣れない場所であることに気づく。さきほどまでは、さほど草が生い茂っていなかったのに、足元は深い草に覆われ、周りの木々はまばらになったように感じる。霧の先が明るくなり始めたの気づき、今の位置を確認しようと先の方へと進む。突然、日の元へと飛び出した。
 そこは、さきほどまでユアンと共に歩いていた威圧するような木々は消え、若い白樺に小さなカエデやミズナラの林となっていた。まるで、森が若返ったように、明るい緑の梢が目の前に現れ、その上はさきほどまでは見えなかった青空が覗いていた。
 辺りの様子に気を奪われていたせいだろうか、このような場所によもや人がいるとは思わなかったせいだろうか、見慣れぬ景色に驚き、後ろに下がった瞬間に軽く人を突き飛ばした感触がした。慌てて後ろを振り返れば、鮮やかな青い髪の少年が伸び放題の下草の上に倒れていた。
「すまない。気づかずに失礼をした」
 クラトスが倒れたままこちらを驚いたように見ている少年へ手を差し伸べた。とたんに、少年は彼に打ち据えられるとでも思ったのか、顔のあたりを手で庇った。
「騎士様、申し訳ありません。どうぞ、黙って入ったことをお許しください。大変具合の悪い者がいて、こちらに生えている薬草がどうしても入用なのです。決して、他の物は取りません。お許し下さい」
 少年はそこに手をつくと、顔もあげずに謝りだす。脇にはずいぶんと使いこんでくたびれた籐の籠がころがっている。
「何か勘違いしているようだが、私もこちらに迷いこんでしまったのだ。そんなに怯えるな。それより、ここがどこだか教えてくれないか」
 

 少年が恐る恐る顔を上げた。はっきりと見えなかった少年の面にクラトスは息を呑む。少年はそんな彼の反応に気づかず、生真面目な表情のまま答える。
「騎士様、ここは、王家の森です。ご存知ないなら、早く出られた方がよいです。王のお許しがないかぎり、入ってはいけない決まりです。私がご案内しますから、ここから出ましょう」
 小さななりに似合わず、大人びた受け答えをするその姿は、さきほどまで彼の横にいた者に瓜二つだった。ユアンの姿が見えないからといって、なぜ、こんなにそっくりの幼い者がいるのだろう。
「すまないが、今日は何日だ。その、……年は何年だ」
 彼の問いに幼い少年は疑問ももたずに即答する。
「237年の海竜の月、二日です。旅をされているのですか」
 誰かが彼をからかおうとしているのだろうか。海竜の月という言葉はこの数千年、耳にしたことがなかった。それに、237年とはいつの237年なのだろう。いきなり聞いて不審に思われるのもまずいだろうと、再度、手を差し伸べれば、今度は素直にその手にすがって、少年はよろめきながら、立ち上がった。見れば、着ている粗末な服はその身に合わない小さな物で、飛び出している脛や腕がひどく痩せている。だが、そんな貧しい為りでも、ほっそりとした顔の中に不似合いに大きな青い瞳が輝いて、精細を放っていた。
「そんなところだ。よろめいたが、大丈夫か。さきほど、かなりひどく倒れていたが、怪我はしなかったか」
「ご心配、ありがとうございます。私は大丈夫です。それより、ここから出られた方がいいです。ご案内します」
 そういう少年は何も入っていない籠を拾っている。
「薬草を探していると言っていたが、もう見つかったのか」
「どうぞ、ご心配なさらないでください」
「具合の悪い者がいるのだろう。それを探してから、案内してくれ。どの薬草を探しているのだ。私も手伝おう」
 クラトスがそういうと、ちょっと逡巡した少年は彼の言葉にうなずいた。
「私の部屋に一緒にいる小さな男の子の熱がずっと下がらないのです。もう、4日ほど、熱が続いています。すっかり弱ってしまったので、熱冷ましの草を探しています。ですが、季節が終わってしまったのか、カミツレが見当たらないので、王家の森にあるというカンアオイの仲間を探しにきたのです。ハート型の葉をして、このような下草の陰に生えているはずなのですが、見つかりません」
 詳しく薬草を知っている様は、まさにユアンのようだ。少年はそういいながら、もう、地面を見回している。
「ずいぶんと詳しいな。誰に教えてもらったのだ」
「孤児院の面倒を見てくださっている修道士の方から教えていただきました」
 一緒に探していたクラトスは身を起こして、再度、少年を眺める。孤児院にいるとは、まさか、そうなのだろうか。
「さきほど、237年と言っていたが、王国暦の237年のことか」
「はい、そうです。あの、王国暦でない年があるのでしょうか」
 賢そうな少年は彼の方を見上げて尋ねる。
「そうか、王国暦の237年か。長くこちらを離れていたので確認したまでだ。さて、その草を探すか。お前もすいぶんと痩せているが、その病にかかったのか」
「いえ、私は元気です。私の部屋にいる小さな子が、みな、熱を出しました。それで、このところ看病続きで休み暇がなかったせいかもしれません」
「それは大変だったな。しかし、お前もずいぶんと小さく見えるが、年はいくつだ」
「今年で10歳になります」
 ああ、年齢を聞いて合点がいく。理由は分からないが、初めて出会うよりも前のユアンと巡りあったに違いない。年号も符合しているし、確かに王領の森が背後に在ったこともかすかに記憶にある。確認のためにさらに尋ねる。
「10歳か。その年の割にしっかりしているな。名前はなんと言う」
「ユアンと申します。あの、騎士様のお名前を伺ってもよいでしょうか」
見つめられる目に思わず胸が高鳴る。何も知らないユアンに出会うとは、何が起きたのだろう。私が将来の恋人だと言ったら、どんな顔をするだろう。
「クラ……クラディウスだ」


 草陰の薬草はいったん見つけるコツを掴むと、以外と簡単にみつかった。
「クラディウス様、こんなに短い時間で十分見つけられました。それに、ジャコウソウ(タイム)も一緒に採れました。本当にありがとうございます」
 少年はその細い腕に不釣合いな大きく古びた籠の中に採った薬草を入れ、満足そうに笑った。
「いや、いろいろと教えてもらって勉強になった。さて、この森を出るか」
「こちらに流れがあります。手の汚れを落としましょう」
 そう言われれば、夢中で採っていたせいか、泥と草汁ですっかり汚れている。手を眺めて驚いている彼の姿に、少し笑ってから、少年は森の中を慣れたように迷わず進みはじめた。
「この森のことは詳しいのか」
「内緒ですが、薬草探しにたまに入らせてもらっています。孤児院にはお金がないので、薬屋からは買えないのです。それで、私がこっそりこちらにお邪魔しているのです。そうでなければ、薬草を探すためには、遥か先の山まで行かなくてはなりません。私の足ではすぐに戻ってこれませんし、前の薬師だった修道士の方はそこへ行く途中に戦さに巻き込まれたのか、戻っていらっしゃいませんでした」
 亡くなった人のことを思い出したの子供らしくなため息を吐き、少年は空を見上げた。
「それは残念なことだったな」


 二人の先に木々が薄くなったと思うと、小さな滝壺が現れた。日が高くなり、蒸し暑さと草いきれにくたびれた体にはその清涼な流れはありがたかった。滝の飛沫を感じながら、手を清める。ユアンの髪が木漏れ日にちらちらと水面に映し出され、透明な水が青に染まった。
 滝は人の背丈ほどの崖から流れ落ち、真白い糸のように水筋がいくつも割れて滝壺へと落ち込んでいる。飛沫を浴びて苔むした岩の上にはひっそりと白いイワタバコや薄青く涼しげなイワジャジンの花が咲き、水面ぎりぎりをイトトンボがふいと飛ぶ。小さな滝壺は底まで透明な水をたたえ、流れ落ちる水の白い泡がちいさな渦を作っている間をイワナらしい魚がかいくぐっている。
 その先、水は木々の間を抜けるように、南へと流れていた。あの先に、消えていく定めにある秀麗な都がその運命も知らずにあるはずだ。
 二人は緑の葉陰が落ちる乾いた手ごろな岩の上で、さきほどまでの汗が落ち着くのを待ち、並んで座っている。押し寄せる郷愁の波に、クラトスがぼんやりとしていると、少年がついと立ち上がり、側の藪へと近づいていった。
 少年は草の葉を静かにつまみとると、また、隣に座って彼に見せる。
「ほら、蛍ですよ。夕方見たら、きれいに光るでしょうね。うちのちび達に見せてやったら、喜ぶだろうけど」
「持って帰ればいいだろう」
「でも、ここと違ってすぐに死んでしまいます。蛍籠に入れて、笹やら、葉やら入れてやっても、ほんの二日と持ちません。まるで、私達みたいに、狭い場所に閉じ込められて、本当にいるべき場所には戻れないから、すぐ消えてしまうんです」
 クラトスははっとして少年の顔を見る。ユアンから孤児院当時の話はほとんど聞いたことがなかった。悲惨だったと言ったきりいつも話をそらすから、言いたくないことを無理に聞き出すこともないと思っていた。こんなに小さいときから、死を身近に耐えていたのだ。
「そうか。気のきかないことを言ったな。だが、そんなに悲観的になる必要もないだろう。囚われて逃れられない蛍とは違う。蛍は扉を開けられるのを待っているだけだが、お前達は自分達の意志がある。己で開けられる未来があるはずだ」
 少年はその言葉に真面目に頷く。
「ありがとうございます。そうですよね。戻ったら、ちび達に教えてやります。でも……。お許しください。今まで申し上げませんでしたが、私はハーフエルフなんです。だから、私は行き場所なんてありません。今でもお情けでどうにか置いてもらっているから、外に出されたら……」
 教えてやりたい。ユアンが幼い彼には気づかせないように、あの過酷な王宮の仕打ちに耐えながら、決して曲がった道を歩まなかったことを。この少年が外の世界で自らが雄々しく戦って手にいれる様々なものを。今も戦っていることを。しかし、何故ここに自分が来たのか分からないのに、うかつなことは言えない。
「そのように、ハーフエルフであることを自ら卑下するな。人間もハーフエルフもエルフも、皆同じだ。この地上で、同じ地の恵みで等しく生きている」
 少年は驚いたようにクラトスの顔を見て、その言葉に嬉しそうに頷いた。
「そんなことを言って下さったのは、前の院長様だけです。見ず知らずの私をなぐさめて下さってありがとうございます」
「なぐさめたわけではない。本当のことだ。だが、自ら信じなければ、真実もときには偽りとなる。自分の出自は自分で選べるものではない。お前が悪いわけではない。お前は何を言われてもお前のままだ。間違ったことを言う周りの者に惑わされてはいけない」
 少年は、今もクラトスを魅了する優しく明るい笑みを浮かべた。そして、手に持っている草の上の蛍に息をふきかける。
「さ、お前も飛んでいってごらん。騎士様、教えてくださってありがとうございます。こんなところで、見知らぬあなたに愚痴など申し上げてすみませんでした。私は私なんですから、出来ることをしなくてはなりませんね。急いで、ちび達のために薬草を持って帰らなくては。きっと、私を待っています」
 幼いユアンが立ち上がる姿に胸をかき乱される。いつも前を向いているお前が好きだ。誰に支えられなくとも、自ら立とうとするお前を愛している。立ち上がった少年をここで慰め、抱きしめたい衝動にかられ、だが、伸ばした手を降ろす。少年の心に応える自分はこの先にいるのだから、今は見守るだけだ。


 日も高くなった道を王都の方へと急ぎ歩いていると、道の先に数名の兵士達が立っているのが見えた。後ろで少年が息を呑むのがわかった。
「ああ、大変だ。今日に限って、見張り番の者達がいます。見知らぬ人にはひどくあたりますから、気をつけてください。クラディウス様、あなたは僕を見つけて、後をつけていたとおっしゃって下さい」
 少年は彼が止めるまもなく、こちらを見ている兵士達の方へ歩き出した。
「止まれ。ここで何をしている。この場所がどこかわかっているのか」
「すみません。都のはずれの修道院の者です。どうぞ、お許し下さい」
 少年は前に進み出ると、兵士達に丁寧に頭を下げる。兵士達はそんな少年をじろりと見遣り、その手にある籠を指す。
「何を持っているんだ。おい、こいつ、ハーフエルフだぞ」
 一人の兵士が長い髪を掴んで引っ張りあげると、小柄な少年はその乱暴な行為に黙って耐え、胸に抱えていた籠を落とさないように足を踏ん張った。
「ハーフエルフとは怪しいな。どうせ、人をたぶらかすための薬草かなんかだろう」
 もう一人の兵士が籠に手を伸ばすと、少年はそれを守るように抱えこんだ。
「お許し下さい。私どもの孤児院の子供のための薬草です。具合がわるいので、すぐに必要なのです」
 兵士は少年の必死の懇願など耳にもせず、無理やり、籠を奪おうとする。
「ハーフエルフはすぐに嘘をつくからな。ほら、こちらによこせ」
 少年を殴りつけようとした兵士は、自分の手が宙を舞ったかと思うと、強い力でねじ上げられたことに気づいた。
「やめろ。まだ、子供だ。許してやれ」
「お前は何者だ」
「弱い者いじめはやめろ。この子は何もしていない。ここは王家の森だろう。誰も入らないのだから、たまに多少の薬草で文句を言うな」
 片手で楽々と屈強な兵士の手をねじりあげるクラトスの姿に兵士達が数歩下がる。後ろで少年が驚いているのを感じる。
「おい、離せ」
 クラトスに突き飛ばされた兵士は仲間の上に倒れ掛かった。兵士達が倒れこんでいる間に、少年を押しやる。
「さあ、お前は戻れ。後は私がどうにかする」
「でも、……」
「急げ、お前を待っている者がいるのだろう」
 彼の方に丁寧に頭を下げると、その細い体には似合わない速さで少年は駆け出した。その後姿を見送る間もなく、兵達が襲い掛かってきた。


PREV | NEXT | INDEX
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送